후리가나로 읽는 일본 고전
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うつくしいにほんのれきし
美しい日本の歴史
吉川 英治
吉川 英治의 美しい日本の歴史(うつくしいにほんのれきし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,561자 · 37화면
敗戦の狐窟
松ニ古今ノ色ナシというが、どうもお約束のラヴ・シーンや別れの会話などになると、男女の古今も洋の東西もないらしい。その中では鉄石の別れかたなど愛情の東洋的表現ではあるがユーモアで気がきいている。後人の作話かもしれないが、作話とすればなお秀逸の方だろう。近代人のドライでもここまでのドライと救いの両方は持ちえない。
敗戦の狐窟
御成婚の挙式をひかえて、山田康彦氏が東宮侍従長に昇格された。と発表のあった略歴記事のうちにこんな数行が載っていた。
終戦切迫のさいである。旧陸軍の一部では、皇太子を擁して、なおも戦争をつづけようとする計画があるらしいと聞き、時の山田侍従は皇太子とともに群馬県沼田の山野へ奔ろうとしたという事である。万が一にも、一部陸軍のそんな計画がおこなわれていたら、どうなっていたろうか。とても今日の御盛儀などありえたかどうか分らない。
もっとも旧陸軍教育からいえば、それはたしかに当時の一策であったであろう。太平記の吉野朝を地で行く考え方になる。だが、あんな国内戦争にすぎない南北朝の乱でも、後醍醐天皇のかず多い皇子たちが、みなどんな末路をとげたか、分っていそうなものである。