일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うつくしいにほんのれきし

美しい日本の歴史

吉川 英治

吉川 英治의 美しい日本の歴史(うつくしいにほんのれきし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,561자 · 37화면

아오조라 문고

として練ったのだった。これが今、正倉院に残っている天平十一年の、

写経司ノ解

司内へ穏便ヲ申スノ事

と、冒頭にある文書で、いわば日本で最古の公務員ストの一文献といってもいいような内容の物である。

彼らは当時での知識人であるから、なかなか要求のすじも立っているし、原文も漢文で難かしい。そこを意訳すると、次の六項目になる。

一 新規の写経生の雇用は停止して貰いたい事。

二 時々には浄衣の更えを給与して欲しい。

三 月五日の休暇を要求する。

四 現給の玄米を中等度にまで精白げて貰いたい。

五 薬用として、三日に一度、酒の支給を請う。

六 従来、手当てとして給されていた麦が中絶されている。それの実行の事。

今日から見れば、どの箇条もみなほほ笑ましいほど素朴な要求にすぎないが、しかし当時の公務員たる彼らとしては、それこそ大大論のあげく、ついに『やろう!』となったものだろう。

だが、右の六項目の第一に、自分たちの職場を守るため新規の増員阻止を述べているのは現代の職場意識を以てしても共感できる。たぶん彼らの写字仕事なるものも、年度年度の途切れやら、しばしば後続きのしない場合などあって、その職場保持は何よりも彼らの念頭におかれていたものらしい。