일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はなとりゅう

花と龍

火野 葦平

火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면

아오조라 문고

「先生」に案内されて行くと、幾つも、廊下を曲った。

山下親方は、どこにいるのか、姿が見えなかったが、前夜の宴席にいた客人たちは、方々の部屋に、三々五々、屯していた。花札を繰っている組もあれば、女を加えて、酒盛をしている組もある。

突き当りの離れの前に来て、「先生」が、襖の外から、

「吉田の大将、玉井をつれて来ました」

「そうか、お入り」

「先生」が襖をひらくと、金五郎は、どきっとした。すぐに、馬鹿々々しくなって、赤面をした。部屋の中にいた女を、また、道後の女とまちがえたのである。

寝そべった吉田磯吉の腰をもんでいる、銀杏返しに黒襟の女は、金五郎から見える位置では、横むきになっていて、またも、金五郎に錯覚をおこさせた。こんなに横顔の似ている女は珍しい。それとも、一度逢ったきりの女を、こんなにも、明確に、記憶に再現する金五郎の方が、珍しいというべきか。

吉田は、腹這いになったまま、にこにこと、

「やあ、玉井君、よう来たなあ。遠慮せんで、中に入んなさい」

「失礼します」

金五郎は、六畳の座敷に入り、正座した。

「そう堅くならんと、楽にしたら、ええ。昨夜は失敬したなあ。