후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면
金五郎は、盃を手にしながら、あらためて、一つの決意に、眼を光らせる。
(どんな世界でも、拒否してはならぬ。ぶっつかり、これを乗り越えねばならぬ)
ただ、前進あるのみだ、と思う。
郷里を飛びだしてから、転々した。門司に来て、浜尾組、下関にわたって、山下組、今は、戸畑の永田組――新しい世界の展開につれて、新しい知人も出来る。それらは、すべて、龍となって昇天する道程で、踏破して行く山であり、峠であり、峯々だ。
(引きかえすな。ただ、前へ)
金五郎は、眉をあげる。
列車は、博多をすぎて、二日市駅着。下車した一行は、なお止まぬ雨のなかを、鉄道馬車で、武蔵温泉へ向かった。
筑紫館に、宿を取った。
浴衣に着かえ、まず湯に入ったりしているうちに、黄昏れて来たが、雨は止まない。街には、柳の並木が風にゆれ、遠く、太宰府の背後に聳える宝満山の暗いいただきは、低い雲ととけあっている。
「みんな、自由行動にしよう」
遠足団長格の田中光徳親分が、いう。
いわれるまでもなく、はじめから、勝手な行動を取っている腕白連中は、夜に入ると、それぞれ、自然に、「飲む」「打つ」「買う」の三班に分れた。