일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はなとりゅう

花と龍

火野 葦平

火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면

아오조라 문고

金五郎が言葉を濁したのは、席には、民政党の連中が何人もいるからだった。

聯合組は、荷役会社として始められたものであるから、政党的には統一されていない。これまでにも、重役、小頭の中から、市会や商業会議所に出た者は多いが、民政、政友、中立、ばらばらである。このことが、聯合組内部を複雑なものにしている。

重役の牧野藤三郎は、民政党の錚々たる闘士である。豪放な気質だが、あまり上手でもない短歌を作ったりもする。酒と女とにかけては人後に落ちない。ドン・ファンをもってみずから任じている。

牧野は、今夜の宴席でも、

「玉井君、君も民政党に入ったがええばい。中立なんて、きれいごとをいうとったところで、いつまで経っても、うだつが上がりゃせんよ」

と、何回となく、くりかえした。

しかし、同じく、しきりに、民政党に入党を勧告する友田喜造とは、あまり肌合いが合わぬうえに、聯合組と共働組という、商売上のことでは、正面から対立している。同じ吉田一派、民政党内といっても、一色一様ではない。牧野藤三郎も、

「友田の金棒引き奴、人間の皮かぶった畜生じゃ。胃潰瘍ちゅうことじゃが、早く、くたばりやがりゃええのに」