후리가나로 읽는 일본 고전
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くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
佐々木 邦의 苦心の学友(くしんのがくゆう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,732자 · 332화면
「関さんも島津さんの家来でしたね」
「そうさ」
「島津君は得ですな」
「しかし森川さんはそんな容赦をしない。この間島津君は叱られたぜ。それも頭ごなしだからね、きのどくだったよ」
と照正様はいつまでも雑談の相手をしている。学監の安斉先生はこういう不規律を好まない。幾度も顔をしかめた後、
「エヘン」
と咳ばらいをした。それでもコソコソ話すものだから、まもなく、
「散乱心を戒めてえ!」
と詩吟のような調子でおっしゃった。この注意が響きわたると、若様がたばかりか、家庭教師の先生がたまでシャキッとなる。皆いずまいを直して自習に身を入れた。
そこへ、
「内藤さん」
とまたまたお菊があらわれた。
「なんです?」
と安斉先生がにらんだ。
「内藤さんに奥様がご用でいらっしゃいます」
「先生、ちょっと失礼させていただきます」
と正三君は恐る恐る安斉先生におことわりを申しあげた。
「よろしい」
「はあ」
奥様はもうお部屋へもどっていられた。正三君の姿を見ると、
「内藤さん、さあ、こちらへ」
とお招きになって、
「お菊はもういいのよ」
と小間使いを退けた。正三君は敷居ぎわに坐っておじぎをした。
「さあ、こちらへ」