후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
のぶちゃんに聞くと、はじめさんは夕飯もそこそこにして飛び出して行ったそうである。
「のぶちゃんは兄さんがあっていいわねえ。」とお糸さんが云ったら、のぶちゃんはかぶりを振って、「うちの兄さんはとても意地悪なのよ。あたしをからかってばかりいるの。問屋の番頭さんからお小遣いをもらったからって見せびらかしたりして。」と不服そうに云った。
あまり年の違わない兄妹はそういうものなのかも知れない。大人になればまた違うのであろうが。そう云えばはじめさんは、私とのぶちゃんが遊んでいるときなど、ふいに物蔭から出てきて、のぶちゃんの頬っぺたを突いたりして、「のぶ公の阿多福やい。お洒落しゃれても惚れ手がないよ。お臍が出べそで嫌われた。」そんなことを云って囃したてては、のぶちゃんにべそを掻かせたりしたものだ。
私はいちど学校の帰りに、はじめさんから誘われて、寄り道をしてはじめさんのお母さんがそこの内職をしている馬道の玩具問屋へ行ったことがある。はじめさんのお母さんからそこの番頭さんになにか託けがあったのである。番頭さんは二人に金平糖のお菓子をくれて、そのうえはじめさんには拾銭白銅を一つお駄賃にくれた。