일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면

아오조라 문고

家につき手荒らく玄関の戸を開閉して、台所へ突進するとお米の袋を抛り出し、しばらくは凝然として銅像の如く突っ立っていたが、やがて未練らしく米櫃の蓋を取って、緞帳芝居の松王丸よろしく、怖々に内部を窺い、うむと太い溜息を漏らし、さてまた手早く蓋をすると眼を白黒、小鼻をひくひくさせたが、なにか重大な決意でもしたらしく、今度は洗面器を手に縁側に現われ、そこに乾してある薩摩芋を鷲掴みにして洗面器に盛り上げるとまた台所にとってかえし、御飯蒸を棚から下しその中に洗面器の芋をぶちまけ、溢れて蓋のかぶさらないのを無理に蓋をすると、電熱器に電流を通じてその上に御飯蒸を載せ、漸く能事終れりという顔になって、そこに大あぐらをかいた。なんのことはない、お米の配給の貰えなかった腹立ちまぎれに、えいッ芋をふかして腹一ぱい食ってやれという気になったらしいのだが、それにしてもこの男の表情の大袈裟なこと。吝嗇な奴がなけなしの財布の底をはたく時にはこんな顔をするものである。その時である。玄関の戸が開く音がして、「ごめん下さい。」という爽やかな声が聞えた。「はいッ。」不意を突かれて私は思わず威勢のいい返事をすると玄関に飛んで出た。