후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
しかもその恐怖感に於ては第一線以上だそうだ。夜が明けてここを引揚げてゆく時の田中の言葉がまたいいんだ。『もう三鷹へは来ません。』流石の孫悟空もよほど荒肝を拉がれたらしいね。」
「でも、奥さんやお子供さんがいらっしゃらなくて、よかったですわね。」
「うん、作家なんて、へんな勘があるんだね。」
この軽く吐かれた言葉は、これは正真正銘、太宰さんのその時の述懐をそのまま、この対談に於て私が模写したもので、私としては気のひける思いもあるのだ。三月十日竜泉寺町で焼け出されるとすぐ私は、「わあ、罹災した、罹災した。」と絶叫して三鷹にまで馳け込み訴えをした。太宰さんは即座に「一緒に勉強しよう。」と云ってくれた。奥さんや子供さんは私が追い出したようなものなのである。三鷹空襲の夜が明けて、田中さんが横浜へ帰った後、そろそろ時限爆弾がそこ、ここで破裂し出した中を二人で右往左往しながら、「どうも、僕は罹災男だな。」と云ったら、「あまり気にしない方がいい。」と云われ、「でも、二度あることは三度あると云うから。」と云ったら、「いやなことを云うぜ。」と苦笑いされたのだが。
「それから、ほどなく敵機は去り夜は明けたのだが、始末の悪いことには、時限爆弾というお土産を置いてゆかれたんでね、そいつが方々で爆発し出すし、土地が軟かいせいか不発弾があちこち