일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たでくうむし

蓼喰う虫

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 蓼喰う虫(たでくうむし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 110,066자 · 216화면

아오조라 문고

その十

一枚は上海の高夏へ宛てて、これも出来るだけ簡単に、鳴門の海の景色の横へ細字で七八行にしたためたもの。―――

その後そちらの御起居如何。

こちらは君に逃げられてしまって、あのまま今以て曖昧模糊。美佐子は相変らず須磨へ出かける。僕は京都の老人のお供で淡路へ来ている。そして大いに見せつけられている。美佐子はお久さんを悪く云うが、しかし中々親切なもんだとアテられながら感心している。

カタが附いたら知らせるが、今のところいつになるやら全く不明。

その十

「お早うございます、よろしゅうございますか、―――」

と、廊下に立ち止まって声をかけると、

「ええ、構いません、さあさあ」

と云うので、表の座敷へ這入ってみると、宿の浴衣に市松の伊達巻姿で鏡の前にすわりながら、髷のあたまを梳櫛で撫でているお久の傍に、老人はビラを膝の上に載せて、老眼鏡のケースを開けたところである。晴れ渡った海はじーっと視つめると瞳の前が黒ずんで来るほど真っ青に和いで、船の煙さえ動かないような感じであるが、それでも時たまそよ風を運んで来るらしく、障子の破れが紙鳶の呻りのように鳴って、膝の上のビラがかすかにあおられる。