일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たでくうむし

蓼喰う虫

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 蓼喰う虫(たでくうむし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 110,066자 · 216화면

아오조라 문고

「まあもう一と幕見て、お久さんの心づくしを戴いてからの都合にしようよ」

けれども妙に間が合わなくなった夫婦の気持は、二た幕目の「治兵衛内の場」を見ている内に一層変にさせられてしまった。たとい人形の演ずる劇であり、奇怪な誇張に充ちている浄瑠璃の物語であるとは云え、治兵衛とおさんとの夫婦関係には、二人がそっと相顧みて苦笑を余儀なくするものがあった。要は、「女房のふところには鬼が栖むか蛇が栖むか」と云う文句を聞くと、それがいかにも性慾的にかけ離れてしまった女夫の秘事を婉曲ながら適切に現わしているのに気づいて、暫く胸の奥の方が疼くのを感じた。彼は義太夫の「天の網島」は巣林子の原作でなく、半二か誰かの改作であるのをぼんやり記憶していたが、きっとこの文句は原作の方にあるのだろう、老人が浄瑠璃の文章を褒めて「今の小説なんかとても及ばない」と云っているのは、こう云うところを指すのだろうと思うと、ふと又気がかりなことが浮かんだ。今にこの幕が済んだあとで、老人がこの文句を持ち出しはしないか。「鬼が栖むか蛇が栖むかとは、昔の人は実にうまいことを云ったもんだね」と、例の口調で皆に同感を求めはしないか。