후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あざみ
薊
山本 周五郎
山本 周五郎의 薊(あざみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,800자 · 32화면
と号されていて、家中や城下町の数寄者たちが、しばしば茶会を催すので知られていた。
岡野に決闘を挑んだ日から七日めに、ゆきをは「茶会があるから」と云ってでかけたが、半刻ほどまをおいて、銕太郎も妻のあとを追って家を出た。
岡野に決闘を挑んだのは、むろん本気ではなかった。妻の云った言葉から、岡野が「なにか」を知っており、ぎりぎりまで追い詰めれば、そのことを告白するだろう、と思ったからであった。結果は推察したとおりになったけれども、「茶会」ということがわかっただけで、それがどういう意味であるかは不明だった。
――むろん御承知でしょう。
岡野はそう云ったし、あの場合それ以上問い詰めるのは、こちらの弱味を曝すようでできなかった。茶会にその「なにか」があるとすれば、いって慥かめてみるほうがいい。銕太郎はこう思って、その機会を待っていたのであった。彼も望翠楼はよく知っていたし、たいていの人の気づかない、裏道のあることも心得ていた。それは松や桜や雑木林の中をぬける急勾配の坂で、岩に踏段が刻ってあるだけだから、雨のときなどは滑って、とうてい登り下りはできないし、ふだんでも、両側からかぶさっている木の枝が邪魔になるのと、勾配が急すぎるため、殆んど使われることはなかった。