일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くものゆめ

蜘蛛の夢

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 蜘蛛の夢(くものゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,189자 · 298화면

아오조라 문고

すると、ある朝のことだ。係りの役人が眼をさますと、その枕もとに短い剣と一通の手紙が置いてあって、崔の無罪は明白で、その申立てに一点の詐りもないのであるから、すぐ釈放してくれと認めてあった。何者がいつ忍び込んだのか勿論わからないが、その剣をみて、役人はぞっとした。ぐずぐずしていれば、おまえの寝首を掻くぞという一種の威嚇に相違ない。ここまで話せば、その後のことは君にも大抵の想像はつくだろう。李の一座はここで解散した。崔と周とは手に手をとってどこへか立去った。」

「その結末はたいてい想像されるが、その女は何者だか判らないじゃないか。」

「それは女侠というもので、つまり女の侠客だ。」と、K君は最後に説明した。「日本で侠客といえばすぐに幡随院長兵衛のたぐいを連想するが、シナでいう侠客はすこし意味が違う。勿論、弱きを助けて強きを挫くという侠気も含まれているには相違ないが、その以外に刺客とか、忍びの者とか、剣客とかいうような意味が多量に含まれている。それだけに、相手にとっては幡随院長兵衛などより危険性が多いわけだ。侠客が世に畏れられるのはそこにある。崔を救った女も一種の女侠であることは、美人の繊手で捕吏ふたりを投げ倒したのや、役人の枕もとへ忍び込んで短剣と手紙を置いて来たのや、それらの活動をみても容易に想像されるではない