후리가나로 읽는 일본 고전
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くものゆめ
蜘蛛の夢
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 蜘蛛の夢(くものゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,189자 · 298화면
馬妖記
一
M君は語る。
僕の友人の神原君は作州津山の人である。その祖先は小早川隆景の家来で、主人と共に朝鮮にも出征して、かの碧蹄館の戦いに明の李如松の大軍を撃ち破った武功の家柄であると伝えられている。隆景は筑前の名島に住んでいて、世に名島殿と呼ばれて尊敬されていたが、彼は慶長二年に世を去って、養子の金吾中納言秀秋の代になると、間もなく慶長五年の関ヶ原の戦いが始まって、秀秋は裏切り者として名高くなったが、その功によって徳川家からは疎略にあつかわれず、筑前から更に中国に移封して、備前美作五十万石の太守となった。神原君の祖先茂左衛門基治も主人秀秋にしたがって中国に移ったが、やがてその主人は乱心して早死にをする、家はつぶされるという始末に、茂左衛門は二度の主取りを嫌って津山の在に引っ込んでしまい、その後は代々農業をつづけて今日に至ったのだそうである。
神原君の家は、代々の当主を茂左衛門と称しているが、かの茂左衛門基治以来、一種の家宝として大切に伝えられている物がある。それは長さ一尺に近い獣の毛で、大体は青黒いような色であるが、ところどころに灰色の斑があるようにも見える。