일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くものゆめ

蜘蛛の夢

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 蜘蛛の夢(くものゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,189자 · 298화면

아오조라 문고

放し鰻

E君は語る。

本所相生町の裏店に住む平吉は、物に追われるように息を切って駈けて来た。かれは両国の橋番の小屋へ駈け込んで、かねて見識り越しの橋番のおやじを呼んで、水を一杯くれと言った。

「どうしなすった。喧嘩でもしなすったかね。」と、橋番の老爺はそこにある水桶の水を汲んでやりながら、少しく眉をひそめて訊いた。

平吉はそれにも答えないで、おやじの手から竹柄杓を引ったくるようにして、ひと息にぐっと飲んだ。そうして、自分の駈けて来た方角を狐のように幾たびか見まわしているのを、橋番のおやじは呆気に取られたようにながめていた。文政末年の秋の日ももう午に近づいて、広小路の青物市の呼び声がやがて見世物やおででこ芝居の鳴物に変ろうとする頃で、昼ながらどことなく冷たいような秋風が番小屋の軒の柳を軽くなびかせていた。

「どうかしなすったかえ。」と、おやじは相手の顔をのぞきながら訊いた。

平吉は何か言おうとしてまた躊躇した。かれは無言でそこらにある小桶を指さした。番小屋の店のまえに置いてある盤台風の浅い小桶には、泥鰌かと間違えられそうなめそっこ鰻が二、三十匹かさなり合ってのたくっていた。