후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
下村 湖人의 論語物語(ろんごものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,688자 · 266화면
」
と、いかにも心配そうな顔を、冉有の前につき出した。
「お伝えするだけは致して見ましょう。」
冉有はとうとう立上った。
「まことに有りがとう存じます。なあに、お伝えさえしていただけば、間違いなくお会い下さることと存じます。なるほどこれまでに、四の五のと仰しゃるお方もなかったではございませんが、それは大てい、お伴のお方のお指金か、さもなくば、ご本人があまりお偉くないお方の場合でありましてな。多少でも人間の世の中のことがお解りの方なら、下賎の者や老人の心を、よく酌んで下さるものでございます。」
冉有はあきれて、運びかけた足をとどめると、関守の顔を穴のあくほど見た。関守は、しかし、その瞬間ひょいと窓の方に眼をそらして、大きく腰を伸ばした。そして、いかにもひょうきんに、
「やれやれ、これでお願いが叶いましたわい。」
冉有は、立ちどまったまま二三度首を振った。そして、しばらく何か思案するようだったが、そのまま、思い切ったように奥にはいって行った。
ものの五六分も経つと、彼は仏頂面をして戻って来た。そしてごく無愛想に、
「お逢い下さるそうです。」
そう云って彼は、次の室にいた若い門人を呼んで、奥に案内するように言いつけた。