후리가나로 읽는 일본 고전
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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
下村 湖人의 論語物語(ろんごものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,688자 · 266화면
孔子は微笑しながらそれを聴いていたが、言葉が終ると、急にきっとなって、
「お前のいうことは、まるで見当ちがいじゃ。古聖人の道をこの泰山にたとえて見よう。お互にこの泰山の頂をきわめないで、一寸一分でもそれを高くすることが出来ると思うのか。聖人の道にただ一つでも創意を加えようとするには、先ず古聖人の道を完全に理解しなければならない。頭で理解しただけではいかぬ。心で、体で、つまり実験の道に於て自由自在に自分のものとしなければならない。わしは今日までそれを努めて来たのじゃ。努めて来た結果、いよいよ古聖人の道の完全無欠なことに驚くばかりじゃ。お前は、世の中の進歩を望んでいるようじゃが、世の中を進歩させるには、先ずお前自身が進歩するのが、一番の近道じゃ。どうじゃ、古聖人の道がほんとうにわかったかの。古聖人以上の道をわしに求めるほどに、お前自身の準備はもうととのったかの。もしまだととのっていないとすれば、湯王の盤の銘にあるように、毎日自分の垢を落して、日に、日に新たになることじゃ。」
門人は首をたれた。孔子は再び微笑しながら、
「では話を先にすすめよう。わしが音楽のゆるがせにすべからざることを真に痛感したのも、その頃のことであった。