후리가나로 읽는 일본 고전
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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
下村 湖人의 論語物語(ろんごものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,688자 · 266화면
孔子は顔色一つ動さないで云った。
「むろん、先生の学問のお力です。」
「学問というと、何の学問かな。」
「それは今度の場合は礼でしょう。」
「礼なら、今日ほど私の全心を打込んだところを、皆さんに見ていただいたことはない。」
「すると、先生の方からいろいろお訊ねになったというのは、嘘なんですか。」
「嘘ではない。何もかも皆さんに教えていただいたのだ。」
「何だか、さっぱりわけが解りませんね。」
「子路、お前は、一体、礼を何だと心得ている。」
「それは先生にふだん教えていただいているとおり………。」
「坐作進退の作法だというのか。」
「そうだと思います。ちがいましょうか。」
「むろんそれも礼だ。それが法に叶わなくては礼にはならぬ。しかし礼の精神は?」
「先生に承ったところによりますと、敬しむことにあります。」
「そうだ。で、お前は、今日私がその敬しみを忘れていた、とでもいうのかね。」
子路の舌は、急に化石したように、硬ばってしまった。孔子はつづけていった。
「かりそめにも大廟に奉仕するからには、敬しんだ上にも敬しまなくてはならない。私は、先輩に対する敬意を欠きたくなかったし、それに従来の仕来りについて、一応のおたずねもして見たかったのだ。