일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なぞのおんな

謎の女

平林 初之輔

平林 初之輔의 謎の女(なぞのおんな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,077자 · 18화면

아오조라 문고

妻という言葉をきいたとき、龍之介は、柔らかいもので身体をつつまれるような気がした。実際、彼女が、彼の脱ぎすてたくしゃくしゃの衣類を整理しているところは、どう見ても家婦だった。

道子は、龍之介の洋服を片付けてしまうと、今度は自分のローブを脱ぎはじめた。彼女が脱いだローブをみだれ箱の中へ畳んで入れて、コンビネーションとシュミーズだけになって、ベッドの端に腰をかけてシルクの靴下をぬいでいるところを、彼は眼を細くあけて見ていた。

それから彼女は、素足にスリッパを穿いて化粧鏡の前に立った。それから彼女は軽快に眉をひいたり、ルージュをつけたりした。龍之介は、時々その方を細眼で見ないではいられなかった。うすいシュミーズの下にふっくりした肉の輪郭が生き生きと動いているのが感じられた。

龍之介は悩ましくなって眼をつぶった。しかし、眼の底に残像がはっきりと残っていた。何だか、ぬらぬらしたものが、彼の皮膚の上に匍いまわるような気がした。