일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なぞのおんな

謎の女

平林 初之輔

平林 初之輔의 謎の女(なぞのおんな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,077자 · 18화면

아오조라 문고

六

ほんの顔見知りというだけの男女が、一つの寝室の中でこれから十日間も生活するのだと考えると何か無事ではすみそうにない予感がした。

車がホテルのポーチに着くと、二人はほとんどすれすれに並んでホールへはいっていった。

六

その翌日、道子は黒い天鵞絨の服を着て、龍之介は茶の背広を着て、二人は一つの自動車で駅まで着いた。

二人を乗せた車が出ていったあとで、玄関先まで送ってきたホテルの若い事務員たちがいまいましそうに言った。

「ちえっ、馬鹿にしてるよ、昨日一日ですっかりできやがって、野郎、しゃあしゃあしてどっかへつれ込む気なんだろう」

「こちらこそいいつらの皮さ、今月一杯ご厄介になるなんてた奴を、たった六日で、とんびに油揚げをさらわれてしまうなんて」

「おれがはじめに睨んだとおりさ、きっと高等淫売だよ、ただの女じゃないと思ったさ。何のことはない女郎蜘蛛が巣を張ってまってたようなもんさ。そこへあの馬鹿な新聞記者がひっかかったてわけさ。今に骨までしゃぶられるだろう」

「そう、やくな、やくな――」

二人は東京行の青切符を買って、向かいあった座席を占めた。

道子は帽子をまぶかにかぶってうつむきがちで、大船辺までほとんど黙っていた。