일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なぞのおんな

謎の女

平林 初之輔

平林 初之輔의 謎の女(なぞのおんな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,077자 · 18화면

아오조라 문고

車を降りてからも、沈黙がつづいた。

二人は、二三歩間隔をおいて、梅林の中を歩いた。

「ちょうど盛りですね」

龍之介は話の緒口をきってみた。

「そうですわね」

答えはそれっきりだった。

龍之介は不思議な女だと思った。大抵の女なら、別に美しいと思わないでもこうした場合に、「まあ素敵ですね」とか何とか仰山な言葉をつかうものだ。それだのに、この女は、何か用事でもあって、東京の場末の町でも歩いているときのように無感激なのだ。

「ちょっとおやすみにならなくって?」

十分間ほどで、梅林をあらかた一巡してしまってから、山野さんは一つのベンチのそばへ辿りついて言った。

「休みましょう、お疲れになったでしょう?」

龍之介はハンカチを出して、ベンチの塵をはらって、席をすすめた。

「どうもすみません」

彼女はぐたりと腰をかけた。龍之介も並んで腰をかけた。親子の犬がすぐそばの日向でじゃれついていた。

「ねえ島さん、あたしたちがこうしているところは何と見えるでしょう?」

不意に彼女はこんな質問をした。

「そうですね」龍之介はちょっときまりが悪いので口籠った。

「やっぱりお友達と見えやしないでしょうか? 夫婦や兄弟にしちゃ、他人行儀すぎるし、恋人同士にしちゃ年をとりすぎているし……」