후리가나로 읽는 일본 고전
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 豊島与志雄童話集(おつきさまのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,569자 · 336화면
五十人の首ぐらい、またたくまに打ち落としてみせますし、お望みなら、その首をまたつなぎあわしてもみましょう」
チロの国
その夜、奇術師に化けてる三人は、城の中のせまい一室に、とめおかれました。
三人は、ひそひそ相談しあいました。いろいろ危急なことがかさなっています。そしてまず第一に、玄王のことをさぐりださねばなりません。
夜遅く、城の中の匪賊達が寝しずまったころ、太郎とチヨ子は起きあがって部屋から出ていきました。チヨ子は城の中のことをよく知っていますので先に立って進みました。
奥の方の部屋に行って、大きな声でチヨ子はいいました。
「もしもし、金目銀目の猫が、どこかへ行ってしまいました。こちらに来ませんでしたか」
「チロ、チロ、チロや……」
と、太郎は呼びました。
そして二人で、部屋の中を探しました。
「うるさいな。猫なんかいないよ。ほかを探してこい」
二人は、ほかの部屋に行きました。
「もしもし、金目銀目のネコが来ませんでしたか」
「チロ、チロ、チロや……」
寝ていた匪賊達は目をさましました。
「うるさいな。ネコなんかいないよ」
そして二人は、あちらこちら探しまわりました。