후리가나로 읽는 일본 고전
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 豊島与志雄童話集(おつきさまのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,569자 · 336화면
その時にはもう、奇術師のみなりこそしていますが、目は鋭く輝やき、勇気が全身に、みちみちて、勇ましい李伯将軍に変っていました。
匪賊達は、何かはっとして、ものにおびえたようでした。
「えー、やーあ……」
腹の底から、恐ろしい声を立てて、キシさんは刀を振りかぶりました。その刀がひらりと動いたかと思うと、一人の捕虜の縄が、ぱらりとたち切れていました。キシさんはおどりたちました。見事な手練と早技とで、捕虜達をしばっている荒縄を、ぶつりぶつりとたち切りました。
匪賊達はどよめきました。混乱がおこりました。
キシさんは、つっ立って叫びました。
「匪賊ども、静かにしろ。今こそ名乗ってやる。玄王のもとの部下、李伯将軍とはおれのことだ。降参すれば命は助けてやる。さもなければ、みな殺しだ。覚悟して、返事をしろ」
太郎もピストルをとりだしました。
捕虜達は李伯将軍の名を聞いて、一度に、わーっと歓声を上げました。たちどころに、匪賊の数人は打ち倒されました。
匪賊の首領は、ただ、あっけにとられていましたが、やがて、うなだれて、地面に両手をつきました。
「すみませんでした。ぞんぶんにしていただきましょう」