후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 豊島与志雄童話集(おつきさまのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,569자 · 336화면
と笑いました。
「それでは、明日の朝早く皆でそろっておいでよ」
男はそう言いいすてて、どこかへ行ってしまいました。
三
子供たちはその晩、おちついて眠れませんでした。自分たちの墨絵の影法師が、塀からぬけ出して踊りはねるというんですから、待ちきれませんでした。翌朝は早くから眼をさまして、皆誘い合わせました。大人たちが何かたずねても、今にびっくりさしてやるという気持ちで、まじめくさった顔をして黙っていました。
やがて皆そろいましたので、胸をどきどきさせながら、長者の屋敷の東の白塀のところへやって行きました。
ところが、一目見ると、皆はあっと口の中で叫んだまま、おどろいて立ち止まりました。皆のおもしろい影法師がいっぱい立ち並んでいた白塀は、一面に何かでまっ黒に塗られてしまって、そのまっ黒な色がまたひどく濃くて、いわば闇の鏡みたいになっているのです。影法師どころか何一つ見えないで、ただ一面にまっ黒なだけです。
「はっはっはっは……」
高い笑い声がしたので振り向くと、昨日の男がそこに立って笑っています。
「私のあのおかしな影がね、一晩のうちに大きくなって、塀いっぱいにひろがったのだ。