후리가나로 읽는 일본 고전
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びんぼうをうる
貧乏を売る
山之口 貘
山之口 貘의 貧乏を売る(びんぼうをうる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,692자 · 12화면
「どうして?」ときくと、「学校では先生も生徒もパパのこと知っててこまるよ。」と云うのである。
「知ってるからって、困ることはないじゃないか。」と云うと、
「パパはこまらないが、ミミコがこまるんだよ。」と云うのである。
「ミミコが困るようなことなんか書いてないよ。」と云うと、
「だって、お昼の時間にほんとにミミコこまったわ。」と云うのである。
「そんなに、こまったことがあったのかい」ときくと、
「だって、」と云いかけて、ミミコは急にふき出して笑ったのであるが、「だって、男の子ってまったくおもしろいのよ。」と云うのである。
「おもしろい?」と云うと、「そうよ、それでこまるのよ。」と云った。
話によれば、お昼の時間に、弁当をひらいて食べていると、なんとか君というのが席を立って来て、ミミコの弁当をのぞきこみ、「おいおまえの今日のそのおかずは、あの三枚のなかから買ってもらったのかい。」と云ったと云うのである。
「新聞に、お金のことを書いたんでしょう。」
「書いたよ。ママが、たった三枚と云ったことを書いたよ。」
「じゃそれを読んだんだよ。」とミミコはつぶやいたのである。しかし、ミミコの迷惑は、そのなんとか君だけの場合ではなかったようである。