후리가나로 읽는 일본 고전
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びんぼうをうる
貧乏を売る
山之口 貘
山之口 貘의 貧乏を売る(びんぼうをうる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,692자 · 12화면
」と女房から云われ、「じゃおまえも、ひっこんでばかりいないで、たまには大威張りでデパート見物にでも行って来いよ。」と云うと、「先立つものがあれば、じっとなんかしていませんよ。ばかばかしい。」と女房が云ったりするところを、書いてあったり、そして、やっとのおもいで雑誌杜からもらって来た原稿料の内金を女房に渡すと、封筒の口を開いて「たった三枚」と女房がつぶやいて、「だれに借りて来たんです?」と云うところがあったり、ミミコまでが横から、「パパの持ってくるお金は、いつもチビリチビリ。」と云ったりすることなどが書いてあり、毎週土曜日の晩に、ランドセルを質屋に入れて来て、日曜日の晩には必ずそのランドセルを出しに来る客もあるというような質屋の話も書いてあり、その他、B社の座談会で久しぶりに落ち合った金子光晴から廊下に呼び出されて、手洗所の片隅でダブルボタンの上衣をもらって、それを着て座談会の席に出直した自分のことなども書いてあったのである。その貧乏物語りが、新聞に出た翌日のことである。
「パパの書いたのが新聞に出たろう。」と、学校から帰って来たミミコがそうきいたのである。