후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
ひくい丘の中腹にお菓子のような色彩的な家の散在。無線電信の棒に大きな鳥が何羽も群れとんでいる。
ミュレル・トュルベンテ!
ミュレル・トュルベンテ!
声がする。はだしの子供たちが船の下の桟橋で何か呼び売りしているのだ。
みゅれる・とゅるべんて!
一種の桜んぼである。ミュレルがさくらんぼなのか、それともトュルベンテがそれなのか、とにかく、
桜んぼ一束十銭!
というところであろう。彼らじしん、船の入港するのを山の上から見て、そこで早速そこらに成っていたのを摘んで売りに来たものに相違ない。いささかの木の実を大きな葉へのせて、昂奮に眼の色を変えながら右往左往している。
ミュレル・トュルベンテ!
ミュウ――レル・トュルベエインテ!
That's that.
フィヨルドへ這入る。木の生えた岩石の島がちらばって、ジグ・ザグの小半島が無数に突出し、端倪すべからざる角度に両側から迫っている。ところどころに石油のタンクが見える。低い島を浪が洗って、船は、そのあいだをかわして進む。高い寒い空、無そのもののように澄みきった大気、赤と青と黄色の別荘、モウタ・ボウトの上から手を振っていく人。