후리가나로 읽는 일본 고전
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
井上 円了의 通俗講義 霊魂不滅論(つうぞくこうぎ れいこんふめつろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,415자 · 148화면
もし、この世界は不可知的なりとして考うれば、われわれの笑うのも泣くのもみな不可思議にして、鴉のガーガー、雀のチューチュー、花紅柳緑、水碧山青に至るまで、不可思議なることが分かり、なにを見ても美しく見え、なにを聞いてもおもしろく感じ、愉快も愉快も大愉快に思われます。拙者などが茅屋破窓の下に眠りて、貧苦多患の境遇にありながら、毎日毎日満腔の愉快をもって日を送るのは、全くこの天地、この万物の不可思議なることを悟りて、朝夕その味を心中に感ずるからであります。世間にて楽を買うには莫大の金がいるけれども、この拙者の楽だけは一文半銭もいらずして、しかもその楽は、金で買い入れたる楽に百倍も千倍もまさりております。ことに先年来、自ら妖怪学を研究して、一層この不思議の妙味を感ずるようになり、爾来、妖怪を神のごとく崇め奉りて喜んでおります。仏教にては、多くこの世の中を苦界悪所のように説きますが、拙者のごとき、この世界を不思議霊妙の境遇と悟り上げたるものには、苦界悪所どころでなく、楽界善所を通り越して、極楽至安の国土となりて見えます。もし、世に不幸、不平のために心思を苦しむるものあらば、来たりてわが門に入り、もって楽天観を試みられてはいかん。