일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しぜんかいのきょぎ

進化と人生(下)

丘 浅次郎

丘 浅次郎의 進化と人生(下)(しぜんかいのきょぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,568자 · 109화면

아오조라 문고

単に地面に孔をうがったり、岩の下にひそんだりして住んでいる動物の巣は財産とは名づけかねるが、小鳥類のごとくに、苦心して材料を集め、ていねいに細工を施して造り上げた巣は、まさに一の私有財産であって、もし他の鳥がこれに近づけば所有主は極力これを排して、決してゆずるごときことはせぬ。特に鴉のごときは、多数相近きところに巣を営んでいる場合には、同僚の所有権を尊重すべしという規約が自然に成立して、万一他の鴉の巣から材料を盗んで自分の巣を造るに用いるような者がある場合には、周囲の者が寄り集まってたちまち罪鴉をつつき殺してしまう。鴉社会の秩序はかかる峻厳なる制裁によってつねに保たれているのであるが、これを見ても、ある動物の社会には私有財産という観念が明白に存することが知れる。

以上述べたごとき例はいずれも所有主自身の直接の用に供するためか、もしくはその一部をさいて子を養うために用いる財産であるが、なおその他に貯蓄者自身にとっては何の役にも立たず、全く子のためにのみ有用な財産を造る場合がある。たとえば蜂の中で似我蜂と名づける種類のごときは、日々遠方まで飛びまわって蜘蛛、その他の小虫をさがし集め、これを巣に持ち帰り、卵一粒ごとに若干ずつを添えておくが、このようにしておけば、たとい親は死んでしもうても、卵からかえった幼虫は