일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いぶつ・いせきとれきしけんきゅう

遺物・遺蹟と歴史研究

喜田 貞吉

喜田 貞吉의 遺物・遺蹟と歴史研究(いぶつ・いせきとれきしけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,668자 · 13화면

아오조라 문고

その発表したる学説が、新資料の発見によって崩壊したならば、それだけ学説は進歩したのである。いたずらに後の発見を顧慮して、発表を差し控うべきものではない。他山の石取ってもって玉を磨くべし。学者はすべからく現時における資料について、常に最良を持しつつ進むべきものである。この点において余輩は、浜田博士とはなはだしく研究の態度を異にすることを、ここに表白せざるを得ぬを遺憾とする。

余輩の研究はどこまでも歴史的なることを期する。しかしてその研究に際しては、「歴史以前もしくは文献の価値少き原史時代の研究に際して、あらかじめ従来の歴史家が後世の編纂物、あるいは伝説等から研究した結果を、先入主としてこれに囚はれることは、最も避くべきことである」との博士の忠言の趣意をもって、つとに常に警戒服膺しているのである。しかしながら、余輩は実に考古学のために遺物・遺蹟を研究するのではない。単に歴史研究のために、文献の所伝と相啓発すべく、余儀なくその資料なるべき遺物・遺蹟に対して、みずから考古学的研究を加えているに過ぎないのであるから、余輩の遺物・遺蹟の研究は、遺物・遺蹟そのものを知らんとするのではなくして、これによって余輩の歴史研究の当否を検定し、さらに進んでこれが正確なる証明を得んとするのにほかならぬ。