일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しゅうぶん

醜聞

山本 周五郎

山本 周五郎의 醜聞(しゅうぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,900자 · 46화면

아오조라 문고

と堀は云った、「同じ宿に四十がらみで独り者の女がいまして、その女と出奔したのだそうです。それを聞いておさいという女は、あとを追いかけるつもりだったのでしょう、酔った躯で駆けだそうとし、土間へ転げ落ちたまま動かなくなった、宿の者がすぐに医者を呼んだところ、もう絶息していたし、脳卒中という診断だったそうです」

宿賃も溜っていたが、こういう出来事は木賃旅籠などでは珍らしいことではなく、同宿の客たちも哀れがって手を貸し、西目寺の無縁墓へ埋葬した、ということであった。

堀三左衛門が帰ってから、功兵衛は火桶に手をかざしたまま、ながいこともの思いにとらわれていた。これでおれは安全になった、他の女と出奔したのだから、もう吾平のあらわれる心配もないだろう、おれはまったく安全になった。繰返しそう思いながら、躯じゅうの力がぬけてしまったようにだるく、気持はみじめに暗くふさがれていた。

「可哀そうな女だ」と口の中で彼は囁いた、「自分の思うままに生きたように考えながら、実際にはなんの得もせず、たのしいくらしもできなかったろう、生れた土地へ帰っても、身を売るか乞食をしなければ生きてゆけなかった、そのうえに男は、ほかの女と逃げだしてしまったという、――そのときさくらはどんな気持だったろうか」