후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,319자 · 29화면
大小天狗中
降魔神中
彦兵衛はにやりと笑った。五月末ごろから江戸中を脅かしているこの一円の神隠し騒ぎ、腕自慢の目明しや好奇半分の若い衆が夜を日に継いでの穿鑿も絶って効ないばかりか、引き続いて浚われる者が後を絶たないので、町組一統寄合の上いろいろと談合の末が、これはどうしても天狗か魔神の所業に相違ないとあって、さて、ことごとしくも押っ樹てたのがこの「申上候一札」であった。この方角へはよく立廻るので、木札の立ったのが七月中旬であったことも彦兵衛は知っていた。それからここへ来るたびに、雨風に打たれて木肌の目が灰色に消えて行くのを睹こそすれ、不思議の因が洗われたという話は聞かず、新しい犠牲の名が毎まい人の口の端に上るばかりであった。四、五日前にも二人、昨日も昨日とて赤ん坊が一人地に呑まれるように見えずなったという――。
葬式彦兵衛はまたにやりとした。笑いながら歩き出そうとした。その時だった。
「屑屋あい、掴めえろようっ!」
「屑屋さあん、そこへ行く犬ころを押せえて下せえ。」
というあわただしい叫び声を先にしてどっと数人の近づく跫音がした。彦兵衛は振り返った。