후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
鈴木 三重吉의 鈴木三重吉童話集(ぶくぶくながながひのめこぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 58,287자 · 119화면
それでだんだんにほかの議政官たちを押しのけて、町中のことは自分一人で勝手に切り廻すようになりました。
ディオニシアスはずいぶんわがままな惨酷な男でした。市民たちは彼のいろいろな乱暴から、ディオニシアスを蛇のように憎み出しました。しかし、市民もほかの議政官も、彼の暴威に怖れて、だれ一人面と向って反抗することが出来ませんでした。
ディオニシアスには、市民たちが、すべて自分に対してどんな考えを持っているかということが十分分っていました。ですから、しじゅう、ちょっとも油断をしませんでした。いつだれが、どんな手だてをめぐらして、自分を殺すかも分らないのです。ディオニシアスはそのために、最後にはもうどんな人をでも疑わないではおかないようになりました。
彼は牢屋の後にある、大きな岩の中を、人に分らないように、そっと下から掘り開けて、その中へ秘密の部屋をこしらえました。そしてそこへ、牢屋から罪人の話し声がつたわって来るような仕かけをさせて、いつもそこへ這入ってじいっと罪人たちの言ってることを立ち聞きしていました。
それから、自分の寝室へは、だれも近づいて来られないように、ぐるりへ大きな溝を掘りめぐらし、それへ吊橋をかけて、それを自分の手で上げたり下したりしてその部屋へ出這入りしました。