일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せきぼくじょうそうぎょうきじ

関牧塲創業記事

関 寛

関 寛의 関牧塲創業記事(せきぼくじょうそうぎょうきじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,461자 · 40화면

아오조라 문고

或は川をわたり、或は裏口より突然に来るあり。或は跡より追い来るの人あり。其混雑なるは実に一種の世界たるを覚えたり。

八月廿七日、初雪あり。

九月十六日、堀内組病者診察として愛冠に行くに、道を曲げて「ニオトマム」に馬匹を見んが為めに、「ヤエンオツク」を同行せり。王藏が番小屋に泊す。傍らに土人の小屋を立ててヤマベを捕るあり。其の小供は裸体にて山中をかけ走るを見る。ヤマベを釣り、味噌汁に五升芋とヤマベを入れて煮たる汁を喰す。最も妙味あり。且つ予は倒れたる枯木の丸太橋を彼方此方と小川をわたりながら馬匹の遊ぶを見るは実に言うべからざるの感ありて、恰も太古にはかくやらんと思われたり。殊に此地は水清く、南に平原ありて沙地なり。北には緑葉の密に針葉樹多く、其奥に高山ありて、為めに小虫は少し。

十七日、雨ふるも強て発して愛冠に向う。四里間に家無きも、山間或は原野にして、シオポロ川の源に出で、川畔に傍うて降る。終日暴雨なり。后三時愛冠に着す。全身は肌迄湿うたり。夜中熟眠す。夜半独り覚めて「ニオトマム」の成効して所有権を得るの後を思うて、尚全身若がえりたるを覚えたり。ああ昨日馬上にて全身の冷水に湿うるを忍びて、却て大に健康を増加するを覚えたり。