후리가나로 읽는 일본 고전
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ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
壺井 栄의 雑居家族(ざっきょかぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,106자 · 283화면
」
抱いてやるとおかっぱの髪のふさふさとした音枝はもうひざにあまった。一つ身の着物は肩あげをとってもつんつるてんだった。その姿から安江はふと幼い日の小萩のことを思い出した。一番年も近く、けんかもしたが、仲もよかった妹であった。大きくなってからもよく気があい、安江たちの結婚についてかげの力になってくれたのも彼女だった。小さい時からからだが弱く、そんなことから縁も遠くて、やっと一昨年結婚したばかりだった。子供などできまいと決めていたのが去年の暮れ男の子にめぐまれ、それに先だって文吉に名付けをたのんできた。文吉も喜んで考えたあげく、真冬に生れるのだからとて冬太郎とつけ、トウとよました。
夜汽車はこんでいた。家を出たあとへ死の知らせがあったとも知らず、安江はひとり汽車ののろさをもどかしがっていた。せめて一目なりと、生きている小萩にあいたいと思ったのだ。スチームのむれるような暖さにもかかわらず、彼女はショールで顔をかくし、三宮につくまで思い出しては泣いていた。駅へはたれも迎えに出ていなかった。文吉が電報を忘れたのだろうと思いながら、すぐ人力車にのった。加納町は一走りである。