일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

私のところへ晩めしを届けるころから、そのいさましい略奪は始まった。

現代のキャバレーとか、暴力酒場などの経験者にとっては、たぶん、まだなまぬるい話としか思われないだろうが、とにかく「澄川」からはすぐに指令がとび、他のごったくやから女たちや器物が動員された。女たちは呼ばれた芸妓というかたちであり、器物とは燗徳利とか盃とか、椀や皿小鉢の類いである。――念のために注を入れると、小料理屋となのっているにもかかわらず、これらの店ではそういう器物があまり揃ってはいない。客の多くは酒かビールの一本くらいに、あとは丼物でも取ればいいほうだからだ。――で、こうして召集された女たちがかもを取り巻き、夜の明けるまで盛大に騒いだ。もちろん騒いだのは女たちで、それは一年に一度あるかなしというチャンスだったからだが、夜半すぎになると客はくたびれはててしまい、坐っていることもできなくなった。

「それでもいさましいの」とおせいちゃんはまた喉で笑った、「まっすぐ坐ってもいられないのに、おかっちゃんを捉まえてあっちへゆこう、あっちへゆこうってせがむのよ」

おかっちゃんは、ふざけちゃいけないよ、と云ったそうである。