일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

「あの人形が可笑しいかね」と船長は私の視線を追って問いかけた、「可笑しかんべえさ、こんなとしよりの持つもんじゃねえだからな、いつだかも伜が孫をつれて来たとき、――孫は女の子で五つだっけだが、その孫が欲しがって泣き喚いただ、伜も呉れろってせがんだだよ、だがおらあ断わっただ、なげえあいだ側に置きつけたでね、いまでも手放す気にゃあならねえだよ」

私は船を大切にする船長の、船乗り気質についてなにか云ったように覚えている。

「さっき倉なあこが先生って呼んでたっけだな」と幸山船長は笑った、「なんの先生かおら知らねえし、そう思ってくれるのは有難えだがね、これはそんなむずかしい理屈でやっているわけじゃねえだよ、ただ悪いがきどもが来ちゃ船をよごすだ、黒いペンキをなすくったり泥を塗りつけたりよ、ちかごろのがきどもときたら手に負えねえ、わけもなんもねえに、きれえな物さえ見るとめのかたきにして、ぶっ毀したりよごしたりしてよろこんでるだ、――しょうがねえ、叱りようもねえだからね、そのたんびにおら塗り直しているだよ、おらのほかにこいつをきれいにしといてやる者はねえだからね」

それから暫くのあいだ、いまは記憶していない話が続き、どんなふうにしてか、やがて幸山船長はむかしの恋物語をはじめ、私はできるだけ無関心をよそおって聞いた。