일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

やがて土堤を左へおりた。その辺もすっかり家が建ち、それも文化住宅ふうのしゃれたアパートなどさえ見えた。きたなく濁った下水に沿ってゆくと、小さな掘割があり、「これが一つだよ」と長が云った。

「え、これが一つ※(「さんずい+入」、第4水準2-78-20)だって、これが」

「こんなきたねえ堀になっちまっただ」と長が云った、「田圃ができて農薬を使うからねえっ、いまじゃ鮒一尾いやあしねえだよ」

これが広い荒地の中に、澄んだ水を湛えていたあの一つ※(「さんずい+入」、第4水準2-78-20)だろうか。藻草が静かに揺れている水の中を覗くと、ひらたという躯の透明な小さい川蝦がい、やなぎ鮠だの、金鮒などがついついと泳ぎまわっていた。私が青べかを繋いで鮒を釣った川やなぎの茂みはどの辺に当るだろうか、――いまでは底が浅くなり、灰色に濁って異臭を放ちそうな水が、流れるでもなくどろっと淀んでいる。日本人は自分の手で国土をぶち壊し、汚濁させ廃滅させているのだ、と私は思った。修善寺へいったら、あの清流に農薬が流れ込むため、蛍もいなくなったし川魚も減ったという。そんなに農薬を使って米ばかり作ってどうしようというのか、史上最高の収穫と、米をたらふく食っている一方、水が汚され、自然の景物がうち毀されていることを知らない。