일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

貝殻を運んで来た者も、もう馴れているので、あまり口はきかないし、事務員も殆んど無言のままだ。伝票を貰った缶詰工場の雇人は箱車を曳いて帰り、こちらの二人は事務所へはいって扉を閉める。ほかに石灰を買いつけに、月に一度ずつ仲買人が来るが、これもなが話はしていない。オート・バイがやかましい音をふり撒きながらやって来、用談を済ませるとすぐに、またオート・バイのやかましい音と、青白い排気ガスをふり撒きながら去ってゆく。こうして退社時間になると、かれらは次つぎと黙って帰り、最後に工場主が、表の扉の鍵を掛けて去るのであった。

工場は木造のトタン屋根で、建坪は十五メートルに三十メートルくらい。高さは屋根の上の換気窓まで、約十メートルほどあった。内部は二重の板張りで、貝を焼く窯が三基並んでい、おのおの貝殻を投げ入れる口と、焼きあげて出来た石灰を掻き出す口と、それらの下に、薪を燃やす大きな焚口が付いていた。

工場の外部もそうであるが、内部はもっと粉塵がひどく、柱も板壁も、踏段も床板も、まっ白に石灰がこびり着いているし、あたりには焼ける貝殻の微粒粉が、濃霧のようにたちこもっていて、二フィートはなれた人影もおぼろげにしか見えなかった。