후리가나로 읽는 일본 고전
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せいどうのキリスト
青銅の基督
長与 善郎
長与 善郎의 青銅の基督(せいどうのキリスト)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,703자 · 133화면
一四
「わたしはもうすでに身を隠しすぎたのだ。時を待ちすぎたのだ。しかしそれはなんのためだ。あなた方真に生きねばならぬ人たちを守らんがためではなかったか! さあ、早く!」
そして彼は鋭く裏の戸口を指さすと、また後ろに向いて捕手の方に一歩近づいた。
「さあ、わたしを捕まえなさい。昔の親友よ! あまりに大なる神はきっと君の大罪をもゆるしたもうだろう。」
長老はおごそかにこういいながら、自分の裏に一同をかばうごとくその大きな両手をひろげた。そして一目フェレラの目をきっと視ると目を閉じた。
フェレラは水のようにまっさおになり、無言のまま静かに縄を取り出した。しかし彼が閾の上に立ち上がるやいなや、彼はフラフラとしてよろめき、そしてもう一人の男の足もとに倒れた。
一四
半時間ほどを経て後、裕佐は一人道もない峠の上を歩いていた。いばらや萱のために傷ついた足や手から血を流していることも知らぬらしく、夢中によろよろと歩いている彼の姿はさながら夢遊病者のようであった。そしてとある草原へ来た時彼はそこが雪でぬれていることも考えず、おのずと倒れるようにそこに身をころばした。
なんという一夜であったのであろう。