후리가나로 읽는 일본 고전
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せいどうのキリスト
青銅の基督
長与 善郎
長与 善郎의 青銅の基督(せいどうのキリスト)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,703자 · 133화면
なんで恥じるにあたるものか。」少しでもまじめな心あるすべての遊蕩者が初めに必ずするごとく彼は心の中にこう弁解した。
しかしそうは思いつつも彼はこの青年と並んで歩きながらなんとなく自分を汚れたものに感じないわけにはゆかなかった。吉三郎は自分より三つしか齢下ではない。しかもいつまでも童顔の失われぬ、あふるる日光のうちにのびのびと育つ若木のようなそのまっすぐな善良さ。顔の明るさ、星のごとく澄んでみじんも濁りの見えぬ子供のそれのようなきれいなひとみ。そのみずみずしい健康なからだの全体に現われているふっくらとしたやわらかみ。それらはこの世の意地わるを知らず、皮肉を知らず、淫欲の妄想に苦しめられる不眠の夜な夜なを知らぬ者のごとき顔である。単純な信仰者にのみ見られる平和の顔である。その人と今並んで歩く自分の顔のいかに不健全に病人のごとく蒼ざめ、頽廃して見えることであろう。彼は自分のぞべぞべした絹の着物と青年の粗末な着物の対照からも、ついこう意識せずにはいられなかった。
「こいつは単純なんだ。羊や兎のように。しかしその単純がなんだ。」
彼はこう思ってのん気に吉三郎を子供扱いしようと思いながらも、どこかに引け目を感じずにはいられないのが自分で不快であった。