후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せいどうのキリスト
青銅の基督
長与 善郎
長与 善郎의 青銅の基督(せいどうのキリスト)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,703자 · 133화면
だから愛さずにはいられません。祈りたい心にならずにはいられません。同じ明りでもあの星のいやに落ちついた冷ややかな無限の明りとの感じの違いをごらんなさい。なんというはかない、いじらしい感じでしょう。泡のように生じてはすぐ消えて行くこのはかない人間というもののいかにもつけそうな明りではありませんか。人間はほんとうにかわいそうなものですね。」
そんなことをいわれると裕佐は泣きながら笑いたいような気持ちにもなるのだった。この青年の姉に失恋した彼は幾度ここへ来てぼんやり腰をおろし、深いため息をついては、こみあげて来るその涙を羽織の裏に隠したことか知れなかった。
「僕もここへはよく来たものですよ。」
「そうですかね。――僕はここへ来てこの景色を見るといつもなんだか悲愴な厳粛な気持ちになって祝福したい心にみたされるんですよ。この町は実に苦しんだのですからね。恐らくこれほど精神的に苦しんだ土地は日本国じゅうほかにはないでしょう。そして今でもなおです。変な言い草のようですが、僕はこの町その物がなんだかかわいそうで仕方がないのです。」そういって青年はちょっと黙ったが、「あの立山を見ると僕は実際ゴルゴタのカルバル山を見るような敬虔な気持ちになって、心が引きしまらずにはいられません。