일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しょくま

食魔

岡本 かの子

岡本 かの子의 食魔(しょくま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,911자 · 74화면

아오조라 문고

医者は臨終は近いと告げた。看護婦もモデルの娘も涙の眼をしょぼしょぼさせながら帰り支度の始末を始め出した。病友は朦々として眠っているのか覚めているのか判らない場合が多い。けれども咽頭奥で呟くような声がしているので鼈四郎が耳を近付けてみると、唄を唄っているのだった。病友がこういう唄を唄ったことを一度も鼈四郎は聞いたことはなかった。覚束ない節を強いて聞分けてみると、それは子守唄だった。「ねんころりよ、ねんころりねんころり」

鼈四郎の顔が自分に近付いたのを知って病友は努めて笑った。そして喘ぎ喘ぎいう文句の意味を理解に綴ってみるとこういうのだった。「どこを見渡してもさっぱりしてしまって、まるで、何にもない。いくら探しても遺身の品におまえにやるものが見付からないので困った。そうそう伯母さんが東京に一人いる。これは無くならないでまだある。遠方にうすくぼんやり見える。これをおまえにやる。こりゃいいもんだ。やるからおまえの伯母さんにしなさい。」

病友は死んだ。店の旧取引先か遊び仲間の知友以外に京都には身寄りらしいものは一人も無かった。東京の伯母なるものに問合すと、年老いてることでもあり葬儀万端然るべくという返事なので鼈四郎は、主に立って取仕切り野辺の煙りにしたことであった。