후리가나로 읽는 일본 고전
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まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
この大目附近藤相模守がもうすこし遅れて退出して来れば、あんな騒ぎにはならなかったろう。すくなくとも、血を見るようなことは、例の遠くからの咳払いで未然に防ぐことが出来たかも知れないのである。
一月一日である。泰平つづきの公方様の世だ。その新年の盛儀である。大手下馬さきは掃き潔められて塵一本もとどめない。暁の七つから一門、譜代大名、三千石以上の諸役人が続々と年始の拝礼に参上して、太刀目録を献上する。大中納言、参議中将、五位の諸太夫等には時服二領ずつ下し置かれる。兎のお吸物とお茶の式がある。お白書院がこれに相伴する。御三家が済んで、御連枝溜詰、大広間譜代、柳間出仕、寄合御番、幸若観世太夫と順々に装束を正して将軍拝賀に出る。それこそ絵のような景色である。
兵馬はすでに遠い昔の物語である。世の中はのんびりしている。こういうことにでも大げさな儀礼をつくし、式例を立てて騒ぐのでなければ生甲斐がないと言っているように見えるのである。町方はまたそれぞれの格式で年賀の礼に廻る。江戸中の商店は戸を閉ざして休んでいる。千鳥足が往く。吉方詣りが通る。大川の橋や市中の高台に上って初日を拝する人が多い。