후리가나로 읽는 일본 고전
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まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
伊勢の生れで、れっきとした武家出なのが、何か感ずるところあって――経歴はとにかく、扮装がまた嬉しい。
つんつるてんの紺絣の筒っぽに白木綿の帯をグルグル巻きにして冷飯草履、いま言ったように釣竿を肩にどこにでも出かける。
この魚心堂先生が、いつかの晩、先生が悪戯をして喧嘩渡世の茨右近の頭へ釣針を引っかけて糸引きになったことから、右近と肝胆相照らす間柄になり、喬之助の秘密にも関与して、一臂の力を藉すことになっているのだが――その晩は別に、そんな思惑があって歩いていたわけではない。
例の高い樹の上に胡坐を組んで、坐禅のような恰好で眠ろうと努めていたのだが、妙に眼が冴えて眠れないので、ブラリと町を歩きに来ただけのことである。
深夜の漫歩……目的はない。
火の用心のおやじに出会う。
おやじも魚心堂先生を知っているから、
「これは先生、大分宵っ張りでいらっしゃいますね」
挨拶して通る。先生はケロリとして、
「宵っ張りではない。早起きである。もう起きたのだ」
人を喰った返辞だ。
笑い声とともに帯屋小路を歩いて来ると、
「じゃア、わたしがお預りしてお家まで送って行って進ぜますから、ナアニ、御心配なく――」