후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まぞう
魔像
林 不忘
林 不忘의 魔像(まぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 131,494자 · 260화면
帯屋小路は出外れた辻に夜駕籠が客待ちしている。
長庵の交渉で二梃の駕籠が仕立てられ、お妙が先に乗った様子だ。
魚心堂がこっちから見ていると、長庵しきりに駕籠屋に耳打ちして、駕籠屋は何かうなずいている。
長庵がこっそりふところを探って駕籠屋につかませたのは、酒代を先にやったのだろう。
やがて長庵もあとの駕籠に乗りこんで、二梃前後して夜の街を走り出す。
ここまでは不思議ないが、変なことには、下谷へ行くにしては、道が違うのである。
ハテナ……と真剣に首を捻った魚心堂は、つぎの瞬間、釣竿を肩に、あとを追ってスタコラ走り出していた。
間もなくお妙も、どうやら方向が変だと気がついたらしく、駕籠の中から何やら大声で言うのが聞えたが、長庵も駕籠屋も答えない。
ただ、一そう道を急ぎ出しただけである。
駕籠は、計画通り、芝の源助町へ向っているのだ。
そして、魚心堂が尾行している。
こうして二梃の駕籠と魚心堂が雁行の形に急いでいるその源助町……。
無形一刀流、神保造酒の道場である。
「お六……」
造酒が、呼んだ。
床柱を背に、大胡坐である。
脇息を前に置いて、抱きこむように、のめるように両肘を突いている。