후리가나로 읽는 일본 고전
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てらだとらひこ
黄道
和辻 哲郎
和辻 哲郎의 黄道(てらだとらひこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,971자 · 59화면
(三日の夜には午後十一時半に大震があるとの流言で、ようやく家にはいっていた人々が皆屋外に出たのである)そのように放火の流言も、人々はその真相を突きとめないで、ただ可能であるがゆえに、またそれによって残存せる東京を焼き払うことが可能であるゆえに、信じたのである。(自分は放火爆弾や石油、揮発油等の所持者が捕えられた話をいくつかきいた。そうして最初はそれを信じた。しかしそれについてまだ責任ある証言を聞かない。放火の例については例えば松坂屋の爆弾放火が伝えられているが、しかし他方からはまた松坂屋の重役の話としてあの出火が酸素の爆発であったという噂も聞いている。自分は今度の事件を明らかにするために、責任ある立場から現行犯の事実を公表してほしいと思う)
いずれにしても我々は、大震、大火に引き続いて放火の流言を信じた。それを信じさせたものは溯って行けば「大火に対してなんの防備もない厖大な都市」を作った市民自身の油断に帰着すると思う。事前には油断し切って危険の上に眠っていた。その危険が現前すると共に、人々はその危険に対して必要以上に神経過敏になり、その恐怖心を枯尾花に投射してそこに幽霊を見た例も少なくなかった。