후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金仮面(おうごんかめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,357자 · 287화면
そして、一休みすると、又頂上へと蠕動だ。
遂に、遂に、彼の右手は頂上の柱を掴んだ。手係りさえ出来れば、もう何の危いことはない。彼はその柱を力に、百五十尺の大空に突立上った。颯爽たる金色の空の勇士。妙な心理だ。群集は賊が安全になったのを見て、やっと胸撫で下した。
この離れ業の間、屋根の下の警官隊は、空しく騒ぐのみであった。いかに勇敢な警官も、この切っ立てた屋根へ昇る元気はない。人間業では出来ぬことだ。と云って、ピストルで脅かそうにも、屋根の出張りが邪魔になって、賊の姿を見ることさえ不可能だ。
頂上の部屋から、急拵えの足場を組んで、賊を逮捕しようという説も出たが、賊のポケットにはピストルがある。足場を組んで、少しでも屋根の出張りの外へ頭を出せば、忽ち上からピストルのお見舞だ。どんな仕事師だって、そんな険呑な仕事を引受ける者はない。
で色々議論の末、結局一同地上に降りて、そこから銃をさし向け、その威力で賊を降服させようということになり、附近の有志が持出した鳥銃や、憲兵隊の鉄砲を借りて、十数梃の筒先を揃え、空砲を放ったりして、しきりに威嚇して見たが、何の効果もない。