후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金仮面(おうごんかめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,357자 · 287화면
怪物は又しても、例の三日月の唇で、顔一杯の笑いを笑った。と見る間に、パッと飜える黄金マント。彼は一飛びで、姫の白い肉塊を組み敷いてしまった。
怪物は姫のふくよかな胸を狙って、短剣をふりかぶった。か弱き女性の、断末魔の悲惨なる抵抗。もがきにもがく姫の手が、近々とのしかかって来る怪物の顔を、発止と打った。そのはずみに、どうしたことか、ポロリと落ちた黄金仮面!
怪物はアッと叫んで、素早く仮面を被り直したが、咄嗟の場合、姫は怪物の正体を、まざまざと見て取った。
「マア、おまえ!」
姫の驚愕と憎悪の絶叫。
正体を見られた怪物は、物狂わしく短剣を振り下した。針の様な切先が、純白の肌にサッと通る。飛び散る血潮、ギャッといううめき声、そして、宙を引掻く、真白な指……。
丁度その頃、鷲尾侯爵とルージェール伯とは、まだ寝もやらず、晩餐から引き続いての美術論に打興じていた。書記官も通訳も同席して、聴手の役を勤めている。
この席へ、無躾にも、転がる様に駈け込んで来たのは、侍女の小雪だ。
「御前さま、大変でございます。お姫さまが、胸を刺されて、……お湯殿で……」
主客とも色を変えて立上った。