일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

“しきけんはつどう”をかかざるのき

“指揮権発動”を書かざるの記

犬養 健

犬養 健의 “指揮権発動”を書かざるの記(“しきけんはつどう”をかかざるのき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,319자 · 19화면

아오조라 문고

という趣旨で、柳橋の料亭で佐藤栄作氏の周囲からねんごろな招待を受けたという景物まで加わっているそうだ。これには私もアッケに取られたが、しかしこのニュースはあまり不愉快ではなかった。なぜならばこの人は私の父の代以来親しい交りをつづけている先輩で、前々から私に「満州事変前後の内閣の事情を一度書け」と熱心に執筆生活に入ることをすすめていた前歴があるからである。

それにしても第一、ここでは執筆はとうてい不可能である。この病院では、毎朝看護婦が二人、私の寝台の掃除に来る。その後でさらに一人が寝台のまわりの器物を整理に来る。このほかに夜となく昼となく二時間おきに看護婦が病室を見廻りに来る。郵便物もすべて一度は看護婦長にとどけられ、少しでも療養に差し障りのおそれのあるものは手元に保留される。

こんな始末だから文春の出版局のS君なぞは近々出版される私の新刊本の最終のゲラ刷をズボンのベルトの下に隠し、外来患者の出入口から遠回りして、私の病室にすべり込んだような始末である。私は宵のうちに早く寝て、真夜中の間にそのゲラ刷を少しずつ訂正する。巡視の足音が聞えればやめる。